オーガニック検索(Organic Search)とは、検索エンジンが有料登録やスポンサーの意図に左右されず、検索エンジン自身のアルゴリズムに従って実行する検索のことです。
例えばGoogleやYahoo!で、あるキーワードを検索したとき、上部と右側に検索キーワードを含む広告「リスティング広告」が表示されます。
この広告を含まない、自然な検索結果の部分がオーガニック検索の結果となります。
オーガニック検索は自然検索やナチュラル検索とも呼ばれます。
GoogleやYahoo!はオーガニック検索の結果が広告とは分かりやすく分離して表示されていますが、他の検索エンジンの中にはオーガニック検索の中に有料リンクを混在させて、両者が簡単には見分けられないような形で表示しているところもあります。
広告とオーガニック検索の違いは、広告の表示順位はお金で左右されるのに対し、オーガニック検索はページの表示順位はお金では左右されず、検索エンジンのアルゴリズムによって決定されます。
その為、オーガニック検索はSEOによって順位の向上を図ることができます。
検索エンジンのランキングアルゴリズムによりURLをランキングするのはオーガニック検索の部分だけなので、SEO対策とはこのオーガニック検索における表示順位を高める施策になります。
一方のリスティング広告枠はキーワード毎の入札単価や広告自体の品質を図る品質スコアなどの要素により、リアルタイムで表示順位が変動します。
最近ではオーガニック検索の検索結果には、ページ説明のテキストだけでなく、場所情報を含んだ地図と一緒に表示したり、ビデオ、ニュース、画像、ミニブログのリアルタイム検索など、さまざまな情報が表示されるようになってきています。
このようなオーガニック検索の表示は「ユニバーサル検索」と呼ばれています。
オーガニック検索からのサイト訪問者はGoogle Analyticsでも確認できるので、リスティング広告と併用したときの効果を判断するデータとしても利用できます。