Alipayと銀聯カードについて

ネットショップを運営していると、お客様がお買い物をされる時のために、
様々な決済方法を用意しておく必要が出てきます。
日本では、クレジットカード、銀行振り込み、代金引換等が多く使われますが、
海外の中国市場向けのネットショッピングでよく使われる決済に、
Alipay(アリペイ)と銀聯カード(ぎんれんカード)があります。

Alipay(支付宝)とは、第三者保証の決済システムで、
タオバオ(中国のショッピングサイト)で商品を販売した際にもよく使われています。

海外での取引では、ショップ(出品者)とお客様(購入者)の双方に
取引(代金回収や商品授受)の点で多くの不安が出てきますが、
このアリペイの決済を利用すれば、お互いが安心して取引できるようになっています。

商品が購入されると、まず、お客様のAlipayの口座から商品購入金額(送料分含む)が凍結されます。
ショップにAlipayから商品代金の確保、商品配送の連絡が来るので、確認後に商品を注文者へ配送します。
注文者が商品を受け取り、Alipayへ受け取り確認をし、Alipayからショップへ商品代金が振り込まれます。

注文者からの受け取り確認がない場合にも、
返品等がない限りは一定の期日後にはショップへ商品販売代金が振り込まれます。
ショップとお客様の間にAlipayが入って一時的にお金を預かることで、
代金回収がスムーズに行われる仕組みになっており、代金を日本円で受け取れるメリットもあります。

また、中国でよく利用されるのは銀聯カード(ぎんれんカード)による決済です。
厳密にはデビットカードに分類されます。
中国銀聯(ちゅうごくぎんれん - オンライン決済システムを運営する企業)が発行するカードは、
中国で最も使われているカードといわれる程有名で、
日本の大手企業との提携カードもあり、日本のビジネスマンなどにも広く普及しています。

Alipayと銀聯カード決済を併用することで、オンライン決済市場のシェアを十分にカバーできるので、
中国市場へのネットショップ開業をお考えの方はスムーズな代金回収の方法としてご活用下さい。

おすすめの記事