カノニカル-canonical-タグとは?

SEO対策に関連したワードで「canonicalタグ」というものをご存じでしょうか?

canonicalタグとは、URLを正規化するための方法のひとつで、
異なるURLで重複しているコンテンツを正規化する際に使用するタグです。

canonicalタグを使用するひとつの例として、
下記のように同一ページを表示するのに、複数のURLが存在しているパターンがあります。

http://www.example.com/
http://www.example.com/index.html
http://example.com/
http://example.com/index.html

こういった場合、どのURLでも同じWebページを閲覧することになりますが
Googleには異なる4つのWebページがあると認識されてしまいます。
そうなると、サイトの評価も4つに分散されてしまう可能性があり、
SEOの観点ではよくありません。

こんなときに「canonicalタグ」を使用すれば、
同Webページに複数存在するURLの中で、
どのページが正規のURLなのかを宣言し、
重複コンテンツによる評価の分散を防ぐ事ができるのです。

canonical(カノニカル)タグを使用する方法は、
上記の例で、4つのURLを
http://www.example.com/
に統一したい場合、

<link rel=”canonical” href=”http://www.example.com/” />

の記述をドメイン直下のindex.htmlファイル(トップページ)の
headタグ内に追記します。

この対応により、4つのURLを1つに統一することができ、
Googleからの評価を1つのサイトに集められるというわけです。

更にcanonicalタグを使用するもうひとつの例を紹介します。

http://example.com/clothes.php?item=&sort=color
http://example.com/clothes.php?item=&sort=price

上記はネットショップでよく見かけるようなURLですが
ほしい物をソートしたとき、このような商品の並び順が異なるだけの
同じようなページが存在することがあります。

現在のgoogleではこのようなサイトを重複コンテンツと
認識する可能性があるので注意が必要になるわけですが、
回避方法としては、前者のURL(http://example.com/clothes.php?item=&sort=color)を
後者(http://example.com/clothes.php?item=&sort=price)のあるファイルの
headerにcanonicalタグで記載し、URLを正規化すればOKです。
このことにより「検索結果には前者を表示してください」とGoogleに伝えられます。
(もちろん後者のURLに統一しても構いません。)

canonicalタグに関しては日本及び海外のサイトのSEO対策を行う場合にも同じです。

但し、canonicalタグは誤った設定をしてしまうと、
TOPページしかクロールされなくなってしまうなどの問題を
発生させてしまうこともありますから、設定はくれぐれも慎重に行って下さい。

SEOのご依頼はカレントスタイルへ

おすすめの記事